11/28 無料講演「座学以外の合理的配慮について考える」
~スポーツ科学とビッグデータで考える成長と健康~
「運動の苦手な子」「なぜか不器用な学生」「わたしは運動音痴で」などと、運動や動作の得意・不得意には大きな個人差があります。こうした運動や動作の困難さに関わるものの一つとして、発達性協調運動症(DCD)と呼ばれる神経発達症があります。
発達性協調運動症の人が苦手とする運動や動作には、スポーツや体育だけでなく、道具を使ったり、服を着替えたり、姿勢を保ったりする日常の動作も含まれます。また、ある目的のために手足や目といった身体の複数部分をうまく協調させて行う運動を協調運動と言います。例えば、食事をする際には、目でお箸とお茶碗を確認して、右手でお箸を、左手でお茶碗を持つというように、一つの目的のために身体の各部分の動きを協調させます。発達性協調運動症とは、協調された運動技能の獲得や遂行に著しい困難があり、それによって日常生活などに支障が生じる神経発達症の一つです。
体育における合理的配慮は、「何を配慮すればよいか」という方法だけでなく、「体育とは何を学ぶ時間なのか」という目的から考える必要があります。しかし、その答えは一つではありません。また、発達性協調運動症という診断の有無にかかわらず、「運動が苦手」と感じる人にまで視野を広げると、その背景には科学的に説明できるさまざまな要因があります。
本講演では、スポーツ科学やビッグデータから分かってきた、運動能力の個人差や発達、スポーツ参加に関する研究を紹介します。一般学級の中にもいる「運動が苦手な人」を対象として、その背景にどのような理由があり得るのかを、科学的に説明できる範囲でいくつか提示したいと考えています。その上で、「見学は合理的配慮になっているのか」「誰もがスポーツを楽しめるとはどういうことか」といった問いを通して、教育現場における合理的配慮について参加者の皆さんと一緒に考えたいと思います。
- 日時 2026年11月28日(土)14:00~16:30(13:30開場)
- 会場 大阪私学会館4階講堂(大阪府大阪市都島区網島町6-20)
- 申込 不要(直接お越しください)
- 料金 無料
- 講師 橋本泰裕 先生
- 主催 NPOアカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク NAAH


